世界的な債券売りに警戒──BTCは下落優位、今週はNVIDIA決算に注目
おはようございます。ZMです。
本日のマーケットは、世界的な債券売りと金利上昇が大きなテーマです。
ドル円は158.8円まで上昇。CPIとPPIの上振れを受けてインフレ懸念が再燃し、米10年債金利は4.6%まで上昇しました。
さらに日本の30年債金利も4.08%と史上最高水準を更新。インフレ局面で通貨価値の下落が意識される中、世界的に債券が売られている状況です。
【株と為替】
米国株は、先週前半は上昇したものの、後半は下落し、結果的にはほぼ横ばいでした。
NYダウは49,530ドル、ナスダックは26,225ドル、S&P500は4,714ドル付近で推移しています。
日本株もやや弱く、日経平均は61,409円とマイナス圏での推移。
金利上昇が続く中で、株式市場はこれまでの強さを維持できるかが問われる局面です。
【商品市場】
商品市場では、金・銀・銅に一服感が出ています。
金は4,546ドルまで下落。銀は90ドルから74ドルまで大きく下落しました。
銅も一時6.7ドルの最高値を更新した後、6.29ドル付近で一服しています。
一方、原油は102ドル/バレルで高値を維持。
イラン情勢やホルムズ海峡をめぐる不透明感が続いており、エネルギー価格は引き続き下がりにくい状況です。
【暗号資産】
ビットコインは警戒感が強まっています。
週足で包み足の陰線が出現し、200日移動平均線で頭を押さえられたうえ、上昇トレンドラインも明確に下抜けました。
テクニカル的には、短期的に下落優位の形です。
ETFからは1,000ミリオンの大幅流出。CME先物の流入もトップアウトし、コインベースプレミアムも再びマイナス圏に転落しています。
さらに資金調達率もプラスに転じ、デリバティブ需給もやや悪化。
株式市場が大きく崩れていない一方で、暗号資産市場には明確に弱さが出ています。
【今週の重要イベント】
今週は重要イベントが多いです。
G7財務大臣・中央銀行総裁会議、日本のGDP速報値、日韓首脳会談、Google I/O、FOMC議事録の公開が予定されています。
中でも最重要はNVIDIA決算です。
現在のAI相場をけん引している時価総額1位企業の決算であり、AI関連株、半導体、データセンター、メモリー企業にも大きな影響を与える可能性があります。
日本では、AI関連メモリー企業としてキオクシアにも注目です。
【米中・イラン・台湾】
米中関係では、中国が年間170億ドル、約3兆円規模の米国農産品購入を発表しました。
また、アメリカ側の関税引き下げで合意したと中国側が発表しており、詳細は両国の交渉チームが協議中です。
一方、イラン情勢ではホルムズ海峡再開に向けた合意が依然として困難な状況です。UAEへの攻撃も続いており、原油価格の高止まり要因になっています。
台湾は、米中交渉の材料として扱われることに反発。TSMCを含む半導体製造の中核として、自国の重要性を強く主張しています。
【企業・投資ニュース】
企業関連では、SpaceXのIPO準備が注目です。
株式を1/5に分割し、流動性向上を図る方針。企業価値は2兆ドル、約318兆円規模でのスタートが見込まれています。
6月中の上場観測もあり、実現すれば市場の大きな注目材料になりそうです。
また、日本では楽天とSBIが暗号資産を組み入れた投資信託の販売方針を発表しました。
暗号資産が少しずつ伝統金融の商品に組み込まれていく流れは、引き続き見ておきたいポイントです。
【今日のポイント】
今日のポイントは3つです。
1つ目は、世界的な債券売りと金利上昇。
2つ目は、ビットコインのテクニカル悪化とETF大幅流出。
3つ目は、今週のNVIDIA決算です。
株式市場はまだ大きく崩れていませんが、債券・商品・暗号資産には警戒感が出ています。
今週はNVIDIA決算を中心に、AI相場の強さが本物かどうかを見極める週になりそうです。
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